先日、小型の焙煎機を導入したので珈琲の値段を下げられないかと思って色々と思案しています。
まず、焙煎豆が出来るまでの時間と量を大雑把に計算してみました。
生豆のハンドピックにかかる時間は、種類によって大きく差があります。
例えば、比較的豆のサイズが小さく虫食い混入率の多いブラジル系や、ピーベリーの多いエチオピアやナチュラル系の場合は、ざっくり1時間で500g程度の時間がかかります。
対して、生産地でのハンドピックが良くされているちょっとお高めな生豆や、大きめの生豆は1時間で1キロ位ハンドピック出来ます。
要は手数の問題だったりします。
ざっくりなめした所で1時間で750g位としておきましょう。
ハンドピックをする訳ですから当然ですが豆が減ります。
豆により様々ですが質の良い生豆は5%以下、まぁ普通かなで5~10%位、うーん中々厳しいなって生豆で15%位って所でしょうか。
ここでもざっくりと10%としておきます。
2時間ハンドピックを行って1500gの生豆から150g引いて、1350gの生豆が焙煎可能となります。
次は焙煎にかかる時間ですが、焙煎度合いによって変わりますが準備などを含めると1回30分位でしょうか。
1度の焙煎で300~400gとして4回の焙煎が必要です。
という事で、計2時間かかります。
焙煎では生豆の水分が無くなりますので、ここで約2割軽くなります。
1350×0.8=1080g
豆の重さが大分減りました。
焙煎後にもう一度ハンドピックを行います。
これは再度、欠点豆の混入が無いかの確認と生豆の個体差による水分量の違いや、生豆では見つけにくい欠点豆を取り除く為です。
この作業は1焙煎あたり大体15分程度なので、計1時間
焙煎後ハンドピックで抜かれる1焙煎分の量は平均すると20g位なので、80g程減ります。
その他、休憩やデータまとめの時間を考慮して+1時間位かな?
トータルの時間は6時間かかります。
生豆1.5キロから焙煎後に販売できる量は1キロにまで減りました。
とても大雑把ですが、大体こんな感じです。
今の値段も十分適正な値段とも思えますが、なんとか下げられないかなぁ。。。
ハンドピックの質は落としたくないし。。。
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